「見ている人が没頭してしまうような映像を作りたい」カービング・グラトリ部門で大賞を取れた理由 ┃COWDAY FILMインタビュー#1

COWDAY SLOPEで好評だった、大会参加者のパーソナリティを深掘るインタビュー企画がCOWDAY FILMでもスタートしました。 記念すべき第一回目は昨年のカービング・グラトリ部門で大賞を獲得したWhite Filmの佐野浩伸氏をインタビュー。 「見ている人が没頭してしまうような映像を作りたい」と語られ、映像クリエイターとしてのこだわりやライダーとの撮影秘話、撮影のコツを具体的にお話しいただきました。

White Filmの佐野さん

──映像制作の活動について

仕事としてフリーでやっていますが、冬のスノーボードの映像を撮ることをメインでやっています。

──COWDAY FILMに応募したきっかけ

SNSなどで見かけました。COWDAYさんがフィルムコンテストをやるということで、「作品を作って出して自分の実力をちょっと試したい」という気持ちが出てきて応募しました。

──昨年は複数の作品を応募してくださったようですね

はい。3作品、応募させていただきました。全て違う作品として見ていただきたいというのがありました。撮る側と編集する側は一緒なんですけど、撮られているライダーさんが違うので、そこの違いを見せていきたいなっていう感じです。なので、いくつか作品を出せたらいいなと思っていました。

昨年のエントリー作品の1つ

──一緒に活動するライダーとの関係

「撮影をしたい」と言ってくれているのが前提ではありますね。その依頼を受けているうちに、COWDAY FILMで自分が作った作品を応募したいという考えが出てきました。ライダーとの関係は、1番はつながりですね。昨年、大賞を受賞したヒロトもそういうつながりでした。

──ライダー池上大斗との作品作りについて

ヒロトの場合は、カービングのレベルが非常に高いです。小さい頃からフリーライディングもパークもやっているので、そういう部分ではトリックのうまさもあります。なので、カービングにプラスしてスピード感のあるトリックを表現したいというのがありました。あとはまだ若いというところです。「これからどんどん伸びるライダーとしてスポットを当てたいな」という気持ちが前からあったので声をかけさせていただきました。

池上大斗くんとの作品

──撮影機材について

基本的に使っているのは、SonyのFX3というカメラです。機動性を確保した上で、いい映像が撮れるようにという考えがあるので、カメラは少しコンパクトなものを選んで使っています。

──カービング・グラトリの撮影時に大事なこと

カービングはターンの連続なので、切り替えの部分だったり、全体の流れをしっかり抑えることが一番重要だと思います。

──動画編集をする際に大事にしていること

基本的な部分で言うと、全体の流れと雰囲気は統一すべきです。見ている側がストレスを感じないような映像作品を作るというのを心がけています。例えば、色味はその一つです。また、スローも多用しますが、その中でコマ落ちしないようにすることは気をつけてやっています。見ている側が、見始めたら没頭してしまって一瞬で終わってしまうような映像を作ろうと思ってやっています。

──チームで(仲間)で1つの作品を作ることについて

いい映像を残すために「どのように撮るか」というのは大事ですが、チームや仲間と撮り合って、撮影自体を楽しむことも大事な要素だと思っています。そういう意味ではライダーがリラックスした状態で撮影に挑めたりするので、いい作品が生まれるんじゃないかと思います。

──COWDAY FILMの大賞を獲ったことで生まれた変化

1番は、White Filmという名前をたくさんの人に知っていただくきっかけになったというところですね。撮影で各地に行ったときに「White Filmさんですよね」と声をかけていただくこともあります。

──フィルマーとして今後、目指している姿・やりたいこと

フリースタイル、アルペン、パーク、バックカントリーなどスノーボード全般を撮影できたらいいなと思っているので、自分でも動きながら分け隔てなく撮りたいと思っています。

一番は、撮られた側が喜んでくれる映像を作りたいという風に思っているので、自分の視点になりすぎないフィルマーになれたらと思います。

──あらためてCOWDAY FILMに応募してよかったこと

自分が作りたかった作品を応募して、それを評価してくださった方がいてくださったことに非常に嬉しさを感じました。これからも、どんどん映像を出して、やっていきたいと思っています。

──COWDAY FILMに応募しようか迷っている方に一言

敷居やレベルはそんなに考えなくていいと思います。映像制作は、撮影して編集するという一連の流れになりますが、最初は寄せ集めの動画を編集するところからでもいいと思っています。僕も最初は、うまく編集できないこともありましたが、作ってみることで課題なども見えてきたりします。まずは一歩踏み出して、とりあえず作って応募してみるのがいいんじゃないかと思います。

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