2024年11月9日(土)、東京・表参道のRobin Clubにて「COWDAY SNOW CREATIVE FEST 2024」が開催され、160名以上の方々にご来場をいただきました。本イベントは、これまで開催してきたCOWDAY FILMの後継として、新たなコンセプトのもとで生まれ変わった映像・写真のコンテストです。スノークリエイティブの拡張を掲げ、業界の枠を越えて認められる機会を創出し、クリエイター・ライダーたちの活動の幅を拡げることを目指しています。
都内でスノーボードを感じられる一日
日中は代々木公園で東京雪祭2024を楽しみ、その足でCOWDAY SNOW CREATIVE FEST 2024に行けるという、朝から夜まで都内でスノーボードカルチャーを体感できる特別な一日となりました。
多種多様な上映作品ラインナップ
会場では、業界屈指のクリエイター作品7作品と一般選考通過作品2作品に加え、KIYO FILMの特別編が急遽上映され、計10作品が上映されました。
招待クリエイター作品
- 『生成 -kinari-』 (千葉諭)- 北海道舞台の愛犬Kinariと清原勇太の1日
- 『My Story』(星野高行)- 母でありプロスノーボーダーである田中幸に密着
- 『lowedservice.ep02』 (Lowedservice) - 魚沼を中心に活動するストリートスノーボード作品
- 『Heart Films "KEEP ON JOURNEYING"』(田島継二)- 北極圏ロフォーテン諸島での4年ぶりの旅
- 『渋峠』(平井里空)- 単焦点レンズで切り取る幼馴染とのスノーボード
- 『GOOD PLACE』(島方啓輔) - オリジナリティあふれるストリートスノーボード作品
- 『Coif Camp#2 』 (KIYO FILM)) - 昨冬、ライダーとのキャンプを題材にした作品
- (大川優介) - アクションカムを使った作品
一般選考通過作品
- 『Comes Around』 (伊藤冬樹) - ライフステージの変化と共にあるスノーボードを表現した作品
- 『The DAYじゃん』 (竹園和貴) - 東海地方のスノーボーダーを映した作品
フォト部門も充実
会場では映像作品だけでなく、8名のクリエイターによるフォト作品も展示され、来場者の目を楽しませました。スノーボードのジャンルを越えた個性豊かな作品が並びました。
- 『CLASSIC IS NEW』(花坂 孝)
- 『Hayato Nagasawa』(安江 大和)
- 『撮影現場』(安江 大和)
- 『螺旋』(西中 卓也)
- 『一閃』(山川 直央人)
- 『絵画』(岡崎 夢)
- 『鯨の背』(HOLY)
- 『遊び相手」(庭田 啓太)
プロフェッショナルによる深い講評
KIYOFILMの川崎清正氏をヘッドジャッジに迎え、5名の各業界のプロフェッショナルを招待し、以下の5つの観点から各作品を審査しました。
- ライディングスキル
- 企画・構成・演出力
- 撮影スキルと画作り
- 芸術性
- 作品の拡張性
業界の枠を超えた視点からの講評により、作品の新たな魅力が引き出され、来場者にとっても深い作品理解の機会となりました。
写真部門大賞は『鯨の背』が受賞
賞金10万円が贈られる写真部門の大賞には、HOLYの『鯨の背』が選ばれました。この作品は「セルフショットでこのロケーションとタイミングはやばい」というコメントを受け、絶賛でした。
受賞作品
映像部門大賞は『生成-kinari-』が受賞
賞金50万円が贈られる映像部門の大賞には、千葉諭さんの『生成-kinari-』が選ばれました。北海道札幌市のスノーボーダー・清原勇太と相棒のキナリとの日常を切り取った本作品は「スノーボード映像としてもライフスタイルムービーとしても素晴らしい」と、高い評価を受けました。
特別賞のBlackmagic Design賞は一般選考通過作品の『Comes Around』
Blackmagic Design賞には伊藤冬樹さんの『Comes Around』が選ばれ、DaVinci Resolveの有償版(約5万円相当)が贈呈されました。
新たな可能性を開く場として
本イベントは、スノーボードの映像作品やクリエイター、ライダーたちが業界の枠を超えて認められる機会を創出するという新しいコンセプトのもと開催されました。昨年と全くコンセプトを変え、新しい挑戦ではありましたが160名以上の方にご来場をいただいたこと、一般予選を含め、作品を提供してくださった全てのクリエイター・ライダーに感謝を申し上げます。
業界の枠を越えて活躍するクリエイター・評価される作品がもっと増えることを願い、そして来場者の方にももっと楽しんでもらえるようアップデートし、来年以降も継続していきたいと考えておりますので、引き続きCOWDAYをよろしくお願いいたします。